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令和 3年9月第4回定例会(第4号 9月 9日)

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  1. 水俣市議会 2021-09-09
    令和 3年9月第4回定例会(第4号 9月 9日)


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    令和 3年9月第4回定例会(第4号 9月 9日)      令和3年9月第4回水俣市議会定例会会議録(第4号) 令和3年9月9日(木曜日)                  午前9時33分 開議                  午前11時24分 散会  (出席議員) 16人 牧 下 恭 之 君       田 中   睦 君       平 岡   朱 君 髙 岡 朱 美 君       渕 上 茂 樹 君       木 戸 理 江 君 小 路 貴 紀 君       桑 原 一 知 君       杉 迫 一 樹 君 藤 本 壽 子 君       岩 阪 雅 文 君       岩 村 龍 男 君 谷 口 明 弘 君       真 野 頼 隆 君       田 口 憲 雄 君 松 本 和 幸 君  (欠席議員) なし  (職務のため出席した事務局職員) 4人 事 務 局 長 (設 楽   聡 君)  主     幹 (関   洋 一 君) 主     幹 (中 村 亮 彦 君)  主     任 (藤 澤 亜 未 君)  (説明のため出席した者) 15人 市     長 (髙 岡 利 治 君)  副  市  長 (小 林 信 也 君)
    総務企画部長  (中 谷   衛 君)  福祉環境部長  (高三潴   晋 君) 産業建設部長  (本 田 聖 治 君)  教  育  長 (小 島 泰 治 君) 病院事業管理者 (坂 本 不出夫 君)  総合医療センター事務部長                              (松 木 幸 蔵 君) 教 育 次 長 (坂 本 禎 一 君)  上下水道局長  (金 子 昌 宏 君) 総務企画部市長公室長           総務企画部総務課長         (鎌 田 みゆき 君)          (梅 下 俊 克 君) 総務企画部地域振興課長          総務企画部財政課長         (柿 本 英 行 君)          (岡 本 夫美代 君) 教育委員会教育総務課長         (赤 司 和 弘 君)         ────────────────────────── 〇議事日程 第4号 令和3年9月9日 午前9時30分開議 第1 一般質問 1 木 戸 理 江 君  1 第6次水俣市総合計画第1期基本計画第5章の、安全で安心して                暮らせる生活基盤づくりについて              2 鳥獣被害とその対策について              3 インターネット光回線の整備について              4 若者や子ども達スケートボード環境整備について              5 いじめ問題について                                      (付託委員会) 第2 議第73号 専決処分の報告及び承認について          専第8号 令和3年度水俣市一般会計補正予算(第7号)   (総務産業) 第3 議第74号 水俣市ふれあいセンターの設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定につ         いて                            (総務産業) 第4 議第75号 水俣市子ども・子育て会議条例の一部を改正する条例の制定について                                       (厚生文教) 第5 議第76号 令和3年度水俣市一般会計補正予算(第8号)           (各委) 第6 議第77号 令和3年度水俣市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号) (厚生文教) 第7 議第78号 令和3年度水俣市介護保険特別会計補正予算(第2号)     (厚生文教) 第8 議第79号 令和3年度水俣市病院事業会計補正予算(第1号)       (厚生文教) 第9 議第80号 水俣市過疎地域持続的発展計画の策定について         (総務産業) 第10 議第81号 工事請負契約の締結について                 (総務産業) 第11 議第82号 令和2年度水俣市水道事業会計決算認定及び剰余金処分について (総務産業) 第12 議第83号 令和2年度水俣市公共下水道事業会計決算認定について     (総務産業) 第13 議第84号 令和2年度水俣市病院事業会計決算認定及び剰余金処分について (厚生文教) 第14 議第86号 令和2年度水俣市一般会計決算認定について          (    ) 第15 議第87号 令和2年度水俣市国民健康保険事業特別会計決算認定について  (厚生文教) 第16 議第88号 令和2年度水俣市後期高齢者医療特別会計決算認定について   (厚生文教) 第17 議第89号 令和2年度水俣市介護保険特別会計決算認定について      (厚生文教) 第18 特別委員会の設置について         ────────────────────────── 〇本日の会議に付した事件  議事日程のとおり         ──────────────────────────                                   午前9時33分 開議 ○議長(牧下恭之君) ただいまから本日の会議を開きます。         ────────────────────────── ○議長(牧下恭之君) 日程に先立ちまして諸般の報告をします。  本日、市長から、決算4件、並びに、株式会社みなまた環境テクノセンター経営状況報告健全化判断比率及び資金不足比率の報告、平成30年度及び令和元年度決算に基づく健全化判断比率の修正、計3件の報告がありましたので議席に配付しておきました。  次に、本日の会議に、地方自治法第121条の規定により、坂本病院事業管理者赤司教育総務課長の出席を要求しました。  次に、本日の議事は、議席に配付の議事日程第4号をもって進めます。  以上で報告を終わります。         ────────────────────────── ◎日程第1 一般質問 ○議長(牧下恭之君) 日程第1、昨日に引き続き一般質問を行います。  なお、質問時間は、答弁時間を含まない1人30分となっておりますので、そのように御承知願います。  木戸理江議員に許します。   (木戸理江君登壇) ○木戸理江君 皆さん、おはようございます。真志会の木戸理江です。  お盆の頃の長雨による防災対策やコロナ禍での対応など、職員の皆さんは、通常業務に加えて忙しい夏であったかと思います。  今年1月に初めて、次いで先日、市長が、防災無線で危機対策について訴えられました。1月のときは、聞き慣れてしまった防災無線の機械音と違うことにまず驚き、市長が直接語りかける言葉に聞き入った記憶があります。本当に市民に言葉を伝えたいとき、市長自らが、マイクの前で声を発することは、市民の胸にも響くと思いますし、それを聞き、自らの行動を改めて振り返るきっかけにもなると思います。  この一般質問の場も同様で、市長を初め、執行部の本気の言葉に期待して、以下、通告にしたがい質問いたします。  1、第6次水俣市総合計画第1期基本計画第5章の、安全で安心して暮らせる生活基盤づくりについて。  ①、老朽危険空き家の対策はどのようになっているか。  ②、みなくるバスの利便性向上は達成できているか。それによる利用者数の減少などの課題はクリアできているか。また、乗合タクシーの活用は有効に行われているか。  ③、シルバードライビングスクール免許返納の推進、バスの利便性向上の課題は、関連が濃いと思うが、現状はどうか。  ④、2020年度の水俣市における事故や、軽犯罪等発生件数と、その主なものはどういったものか。  2、鳥獣被害とその対策について。  ①、昨今の鳥獣被害について、市はどれだけ把握しているか。  ②、被害を抑えるための、市民に対して行政の補助はどのようなものがあるか。  ③、害虫駆除に猟友会の活動は欠かせないと思うが、活動に対して市は補助を行っているか。  3、インターネット光回線の整備について。  ①、未整備地区の範囲と、今後の整備予定はどのようになっているか。その効果は具体的にどのようなものがあるか。  4、若者や子ども達スケートボード環境整備について。  ①、スケートボードの人気上昇に伴い、その人口や遊ぶ場所が増えているが、施設の破損や苦情など、トラブルは起きていないか。また、その対処法は整っているか。  5、いじめ問題について。  ①、いじめ対応について、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの役割は何か。  以上、本壇からの質問を終わります。 ○議長(牧下恭之君) 答弁を求めます。  髙岡市長。   (市長 髙岡利治君登壇) ○市長(髙岡利治君) 木戸議員の御質問に順次お答えします。  まず、第6次水俣市総合計画第1期基本計画第5章の、安全で安心して暮らせる生活基盤づくりについては総務企画部長から、鳥獣被害とその対策については産業建設部長から、インターネット光回線の整備については私から、若者や子どもたちスケートボード環境整備については副市長から、いじめ問題については教育長から、それぞれお答えいたします。 ○議長(牧下恭之君) 第6次水俣市総合計画第1期基本計画第5章の、安全で安心して暮らせる生活基盤づくりについて答弁を求めます。  中谷総務企画部長。   (総務企画部長 中谷衛君登壇) ○総務企画部長(中谷 衛君) 初めに、第6次水俣市総合計画第1期基本計画第5章の、安全で安心して暮らせる生活基盤づくりについて順次お答えします。  まず、老朽危険空き家対策は、どのようになっているのかとの御質問にお答えします。  当市では、老朽化した危険な空き家について、空家等対策の推進に関する特別措置法に基づき対応しています。老朽化した危険な空き家として市に相談があった場合には、まずは状況確認を行い、改善が必要な場合には、所有者等に連絡し、対応を求める助言を行います。  所有者等による対応状況や、空き家が周囲に与えた悪影響の程度を考慮し、必要に応じて特定空き家等に認定します。特定空き家等に認定すると、所有者等に対する勧告や命令等が可能になります。  こうした法に基づく対応に加えて、本市では、国の社会資本整備総合交付金を活用し、水俣市老朽空き家除却促進事業を実施しています。これは、老朽化した危険な空き家等を解体する所有者等に対して補助金を交付する事業であり、この事業により、これまで平成30年度に6件、令和元年度に9件、令和2年度に11件の老朽危険空き家が解体されています。  また、令和2年度まで、本市に寄せられた空き家などの相談は、全部で173件あり、うち102件については、解体や危険の除去など対応が完了しています。  次に、みなくるバスの利便性向上は達成できているか。それによる利用者の、利用者数の減少などの課題はクリアできているか。また、乗合タクシーは有効に活用されているかとの御質問にお答えします。  まず、みなくるバスの利便性向上につきましては、第2期水俣市地域公共交通網形成計画に基づき、新庁舎建設完成に合わせた運行ルートの改善や、市役所庁舎への乗り継ぎ拠点整備などの複合的な取り組みを進めているところです。  また、みなくるバスの利用者の減少につきましては、75歳以上の高齢者と、障がいがある方を対象とする、みなくるバスの無償化や、園児や高齢者などへの乗り方教室の実施などにより、利用拡大に向けて取り組んでいるところです。
     次に、乗合タクシーの活用は有効に行われているかについてでありますが、みなくるバスが運行できない中山間地の貴重な交通手段として有効に活用されております。  しかしながら、市内を運行する8路線の中には、1便当たりの平均乗車人数が2人未満であったり、年間の利用者数が2人である路線が存在するなど、その運行に関して非効率な面が見受けられたため、一部の路線について、令和3年2月から、電話予約型の運行方式に変更し、運行効率の改善を図っているところです。  次に、シルバードライビングスクール免許返納の推進、バスの利便性向上の課題は関連が濃いと思うが、現状はどうかとの御質問についてお答えします。  シルバードライビングスクールの現状については、これまで春と秋の交通安全運動週間取り組みの1つとして、水俣自動車学校で、車両点検説明及び自動車実技の講習などを実施しております。講習を通じて、高齢者の方が、御自身の安全運転技術を再確認していただくのと同時に、免許返納の判断の機会の一助となっていたと考えております。昨年春から、新型コロナウイルスの影響により、開催を見送っている状況にありますが、今後の感染状況を踏まえ、再開を検討してまいります。  免許返納の現状については、平成28年度から、自主返納に対する特典制度を設け、さらに31年度からは、特典制度の申請が、水俣警察署の窓口で行えるよう、ワンストップサービス制度を設けております。この成果もあり、平成28年度から令和2年度までに、424人の方が自主返納を行っております。  これらの取り組みと併せて、免許を返納した高齢者の日常の移動手段として、バスを含めた公共交通の維持、利便性向上を図る必要があります。具体的には、先ほど申し上げたとおり、75歳以上の高齢者のみなくるバスの無償化や、運行ルートの見直しなどに取り組んでいくこととしております。  次に、2020年度の水俣市における事故や軽犯罪などの発生件数と、その主なものはどういったものかとの御質問にお答えします。  まず、水俣市内における交通事故発生件数ですが、熊本県警では、年度ではなく暦年で集計しておりますので、令和2年、つまり2020年の情報となりますが、市内の事故は26件で、死亡事故はゼロ件。主なものは、車の追突事故や出会い頭の事故です。  また、犯罪などの発生件数ですが、こちらも暦年で集計した情報によりますと、令和2年の水俣市内刑法犯認知件数は48件で、主なものは、万引き、車上狙い、空き巣などの窃盗です。  また、水俣警察署にお伺いしたところ、水俣署で検挙した特別法犯については9件で、主なものは、出入国管理及び難民認定法違反や、廃棄物の処理及び清掃に関する法律違反であったとのことです。  以上でございます。 ○議長(牧下恭之君) 木戸理江議員。 ○木戸理江君 放置家屋は、近隣住民にとっては、迷惑で不安この上ないものです。空き家の相談が近隣住民から入った際に、所有者と連絡がつかない場合にはどう対処しますか。具体的な策を教えてください。併せて、持ち主の考え方と近隣住民の希望が違うケースも多いと思いますが、その際の市の権限、ボーダーラインはどこまでありますか。  続いて、みなくるバスについては、日頃からのバスの利用者や運転免許の返納者にとって、通院や移動など、生活を支える助けとなる有効な施策だと期待しています。さらに、住民サービスをアップするために必要なのは、利用しやすいバス路線であることだと考えます。路線の見直しも図られるとのことですが、現在の路線の中に、距離が長く、時間がかかっているものがあり、そのために本数が少なく、結果的に、それが利用しにくい理由という市民の意見もあります。例えば、地方からのバスを、町中心部だけにつながる往復一直線にし、中心部と地方を放射線状に運用するなどの検討はできないでしょうか。  また、山間部、遠隔地になるほど、住民負担は大きいのではないかと考えます。今回の無償化で、150円分の無料回数券10枚つづり5セット配付されますが、300円区間の住民は、150円区間の人よりも半分の期間でなくなってしまいます。すぐにまた申請をしなければならないでしょうし、それもまた手間です。区間による不平等は、同じ市民の中にあってはならないことと思います。遠い区間の市民も、市街地に住む人と、その手間が平等になるような対応はできているのでしょうか。  また、手続の際に、本人確認をし、利用するときに、再度本人確認のための証明書を提示しなければなりません。このことに、市民は、その手間を問題視しています。降りる際の身体的な苦労に加えて、その都度、身分証明書を提示するというのは、どう考えても大変な作業です。もちろん、不正利用を防ぐためとは理解できますが、利用者の手間と、それに対するトラブルや不満は防ぎたいものです。回数券の発行時に、既に身分証明をしているわけですから、ここは、利用者を信用するわけにはいかないでしょうか。回数券を出すということだけで済むように改善できないでしょうか。  せっかくよい取り組みがスタートしたのですから、市民の苦労や心配事を、その都度改良して、市民サービスをよりよいものにしてほしいと望み、みなくるバスについても3点お尋ねします。  続いて、シルバードライビングスクールについては、コロナ禍を理由の開催見送りと言われましたが、コロナ禍でも、通院や買い物で、高齢者の運転は確実にあります。安全運転技術の再確認の意味では、ふだんから必要なことだと思います。免許更新時の詳しいチェックや、個別指導などに加え、感染対策をした上でのこまめな指導が、たびたび必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。  そして、高齢者の運転に限らず、運転技術の問題での事故や、あおり運転など、被害者にとっては防ぎようのない事故や事件の発生も多くなっています。ルールを守っているほうが被害を被ることはあってはならないことで、残念なことに、いつ誰が被害者になってもおかしくないような事例が多発しています。不慮の事態を防げなかったときの正確な情報収集のツールとして、防犯カメラや見守りカメラの有効性は顕著であると考えます。令和元年6月に、小路議員が質問し、本市における公共施設での設置台数などは把握できましたが、それ以降、設置場所や台数は増えていますか。  また、カメラの設置は、事故の認知、確認にも有効であり、国道以外にも必要性を感じます。例えば、以前から懸念されている永尾サッシ横の交差点など、事故の危険性が非常に高い交差点へは、カメラが設置されることで、問題解決への一助となることは間違いありません。本市市内での複数の交差点が、同様の問題を抱えていますが、市道部分へのカメラの設置を増やす必要がありませんか。考えをお聞かせください。  以上、7点、お尋ねします。 ○議長(牧下恭之君) 中谷総務企画部長。 ○総務企画部長(中谷 衛君) 木戸議員の2回目の質問にお答えいたします。  まず、空き家の件ですけども、危険な空き家について、所有者と連絡がつかない場合というのはどう対応するのかという話と、あと、その場合に、市の権限はどこまであるのかという質問だったと思います。お答えいたします。  適切に管理されていない空き家に関しては、適切に管理されてない空き家について市民からそういう御相談が市にあった場合には、市としましては、先ほどお答えしましたとおり、空家等対策の推進に関する特別措置法に基づきまして、所有者等に対する勧告や命令等の措置を講ずることが、制度上、可能となっておりますので、所有者と連絡がつかない場合であっても、そういった法的な権限に基づいて対応することが可能という、そういう仕組みになっております。  当市としましては、同法に基づき適正な対応を行うこととしておりまして、老朽化した危険な空き家が、所有者と連絡がつかないまま放置されるということがないように努めてまいります。  続きまして、みなくるバスの質問が3点あったと思いますけども、1問目が、みなくるバスの路線について、町なかに集中してくるバスが距離が長くて、結果的に、その本数も少なくなってしまうので、それを改善して、例えば、その市の中心部と周辺部は往復にした上で、市の中心部は、恐らく、環状線のようなものをつくって、運行エリアを分けたらどうかという御提案かと思いますけれども、それについてお答えいたします。  議員の御指摘のとおり、みなくるバスに限らず、乗合タクシーも含め、本市の公共交通は、乗車してから乗り継ぎなしで各路線が町なかまで運行しておりますので、便によっては2時間以上運行するものもございますが、途中で乗り降りすることなく目的地まで行くことができるという側面も合わせ持っております。議員の御提案は、市の中心部に環状路線を設置した上で、山間部等の周辺部に、放射線状に路線を設置すべきというものと思われます。  御指摘のとおり、市中心部と周辺部でエリアを分けることにより、効率的な運行が実現できる可能性がある一方で、利用者にとっては、乗り換えの手間が生じることに加え、追加的な運賃負担が生じる可能性もあります。こうした点を踏まえ、利用者のニーズを丁寧に酌み取りながら、運行ルートの見直しに係る検討を進めてまいります。  続いて、みなくるバスのもう一つの質問ですけども、無料回数券の件ですけれども、300円区間の住民は、150円区間の人よりも券が早くなくなってしまって、申請の手間がかかる。申請の手間が平等になるような対応はできているのかという御質問であったかと思います。  議員の御指摘のとおり、山間部等の周辺部の一部の路線では、区間制運賃のため、1回の乗車で300円の負担が発生する場合がございます。山間部等の周辺部の利用者と、市街地の利用者、それぞれの無料回数券利用実態を、まずは把握した上で、両者の間で、申請頻度など、利用者の負担に著しい差が生じているような場合には、議員の御指摘を十分に参考にしつつ、必要な見直しを検討していきたいと考えております。  みなくるバスのについて3問目の御質問だったと思いますけれども、こちらの、本人確認の手間のお話で、交付のときに既に本人確認しているので、また、乗るときに改めて本人確認をするというのは、市民からもその手間が問題視されている。市民を信頼して、せめて、回数券を出すことだけで済むようにできないかという御質問だと思います。  みなくるバスの無料回数券の利用時に身分証明書の提示を求めることにつきまして、本人確認手続の手間をできるだけ減らしたいという利用者の心情は理解しております。一方で、本政策の財源を負担している納税者たる市民の理解を得ることも不可欠です。このため、他人への譲渡などの不正を防止し、制度の適正な運用を図る観点から、降車時の本人確認は必要と判断しております。  ただ、既に、本市のスクールバスにおいて、みなくるバスなどが乗り入れることができない越小場や桜野上場、石坂川の地域に居住をされてる方を対象に、平成24年度から、事前登録を行っていただいた上で、無料での一般利用を実施しておりますが、やはり、降車時に登録証の提示をお願いしております。こういった確認するということは、定着してきているところでございます。  続いて、高齢者の運転技術の確認のためのチェックですか、個別指導について、コロナ禍であっても、しっかりやってほしいという御質問だと思いますけども、現下のコロナ感染症の状況にあっても、議員御指摘のとおり、高齢者の安全運転技術の再確認は重要であり、水俣自動車学校及び水俣警察署では、感染対策を講じた上で、70歳以上のドライバーに対する運転免許更新前の高齢者講習、75歳以上のドライバーに対する認知機能検査が行われ、必要に応じて個別指導が実施されているところです。  なお、御指摘のシルバードライビングスクールについては、水俣警察署とも協議の上、コロナウイルスの感染予防を第一と考え、実施を見送っておりますが、今後の感染状況を見極めつつ、再開時期を検討してまいります。  続きまして、防犯カメラの設置の件でございますけども、公共施設への設置台数は、どのような状況かという話と、カメラの設置については、防犯だけではなくて交通事故の認知にもつながるので、危険な交差点に設置してはどうかという御提案だったかと思いますけども、まず、市内の市有施設における防犯カメラ設置台数は、11施設に58台となっており、その内訳は、総合体育館に6台、市内小中学校体育館9施設に9台、医療センターに43台となっております。  また、議員御指摘の、交通事故の確認のためのカメラの設置につきましては、まずは、他市町村の導入事例等を調査しつつ、その有効性を見極めてまいります。  以上でございます。 ○議長(牧下恭之君) 木戸理江議員。 ○木戸理江君 みなくるバスについては、乗り降りすることなく目的地に行けるというのがメリットとは限らないと思います。実際に、幾つかの病院と買い物という目的が複数ある利用者にとっては、帰りのバスに確実に乗るために必死です。物理的に無理だから、目的を1日1つにして、例えば、病院に行く日なら、買い物やほかの用事を諦めるという人も少なくありません。利用者のニーズを再度調査して、路線の見直しにつなげてほしいと思います。  今回、免許の自主返納者への特典としても、みなくるバスの無料回数券の特典がありますが、75歳以上で、かつ免許返納者である場合は、75歳以上の対象としての無料回数券の配付と、それとは別に、返納者としての特典で、言うなれば、ダブルでもらえることと判断してよいのでしょうか。  また、特典の1つに、乗合タクシーの選択肢もありますが、これは、通常のタクシー券として、対象金額分、7,500円分利用するということはできないのでしょうか。利用者の利便性を考えるという例として、一昨年、私ども真志会が視察した、秋田県横手市で、共助運営体運行で、送迎ミニバンの成功例を学んできました。同様の運行が、8月から、上天草市でもスタートしました。この取り組みについて検討することはありませんか。  まず、3点お尋ねします。  続いて、見守りカメラに関しましては、カメラがあることで犯罪の抑止力につながると思います。令和元年6月に、小路議員に答弁があった、飲料水メーカーとの連携での見守りカメラは、それ以降、増えているのでしょうか。  また、市街地から少し離れた地域では、人の流れも比較的少なく、監視の目が届きにくいこともあり、窃盗や、わいせつ目的の犯罪が発生したときに、容疑者の検挙までに時間を要したりします。地域の公民館や公園などに、見守りカメラつき自動販売機が設置されることで、抑止力の強化と、事件の早期解決に結び付けることができると思います。  実際に、自動販売機は各所にありますが、そこにカメラを設置するまでの費用は、地域や個人での負担は厳しいと思います。これを各地域へ費用を助成し、設置することはできないでしょうか。  以上、全部で5点お尋ねします。 ○議長(牧下恭之君) 中谷総務企画部長。 ○総務企画部長(中谷 衛君) 木戸議員の3回目の御質問にお答えいたします。  まず、みなくるバスの無償化の件でございますけれども、みなくるバスの無料回数券について、無償化の分と、75歳以上の免許証自主返納者の方の分ということで、これはダブルでもらえるのかという趣旨の御質問かと思います。  免許証の自主返納の特典としては、みなくるバスの無料回数券と、乗合タクシー無料回数券のいずれかを選択できます。議員御指摘のとおり、75歳以上の免許証を自主返納者が、特典として、みなくるバスの無料回数券を選択した場合には、合わせて今回の無償化による無料回数券の交付を受けることは可能です。ただし、それぞれ申請手続を行う必要があります。  続きまして、免許証自主返納の特典の選択肢の1つに乗合タクシーというのがあるけれども、これを通常のタクシーに換えることはできないかという御質問だったかと思います。  免許証の返納特典としてタクシー券を交付する場合、利用者は、停留所まで行く必要がなく、天候を気にせず利用できるなどの利点があると考えます。一方で、効率的で持続可能な公共交通を実現する観点からは、みなくるバスや乗合タクシーの利用を促進することも重要です。こうした点を総合的に考慮して、議員の御提案も十分に踏まえながら検討を進めてまいります。  次は、他の地域における公共交通の例ということで、秋田県横手市の送迎ミニバンの例ですとか、上天草市でもそういった取り組みがスタートしているということで、市でも参考にできないかという御質問だったかと思います。  地域における新たな公共交通サービスについては、議員御指摘の秋田県横手市や、上天草市が取り組んでいる自家用有償運送のほか、熊本県でも、交通空白地帯で相乗りタクシーの実証運行を実施するなど、全国各地でさまざまな取り組みが行われているものと承知しています。本市におきましても、本年7月に、荒尾市のおもやいタクシーの取り組みを視察しました。これは、どこからでも乗り降りができるエリア運行の相乗りタクシーです。  このように、人口減少などを受けて、公共交通の利用が年々減少する中、各自治体において、公共交通の効率化や、車両の小型化といった動きが具体化してきていると認識しています。本市においては、市全体の公共交通網の見直しを進めているところでありまして、議員御指摘の事例を含め、他自治体の取り組みを参考にしながら検討を進めてまいります。  最後に、見守りカメラの件でございますけども、見守りカメラの、その設置件数が増えているのかという御質問と、そうした地域が、こういったカメラを設置する場合に、助成を給付することはできないのかという御質問だったかと思います。  議員御指摘の見守りカメラは、一般社団法人全国安全環境ネットワークが実施する事業により、市内自動販売機に設置されたカメラのことですが、水俣警察署に確認したところ、設置個所が、令和元年6月当時から1カ所増加し、現在11カ所になっています。また、各地域へのカメラ設置に係る費用の補助につきましては、まずは、他の自治体における助成事業の実施状況を調査しつつ、事業の必要性を検証してまいります。  以上でございます。 ○議長(牧下恭之君) 次に、鳥獣被害とその対策について答弁を求めます。  本田産業建設部長。   (産業建設部長 本田聖治君登壇) ○産業建設部長(本田聖治君) 次に、鳥獣被害とその対策について順次お答えします。  まず、昨今の鳥獣被害について、市はどれだけ把握しているのかとの御質問にお答えします。  本市で策定している水俣市鳥獣被害防止計画では、イノシシによる農作物被害について、平成27年度は、被害額は約252万円、平成28年度は約78万円、平成29年度は約52万円、平成30年度は約92万円、令和元年度は約37万円となっております。また、鹿による造林被害について、林野庁の野生鳥獣による森林被害の状況調査によると、平成27、28、29年度は、それぞれ約2,530万円、平成30年度は約2,500万円、令和元年度は約2,520万円と推定されております。  次に、被害を抑えるための、市民に対して行政の補助はどのようなものがあるかとの御質問にお答えします。  個人で農作物を守るための支援については、獣害防止対策事業による電柵金網設置のための資材費用の一部について補助しています。ほかにも、熊本県の「えづけSTOP!鳥獣被害対策事業」では、「えづけSTOP!対策」を実施する集落や農業者等のグループに対して、市町村または各自治体に設置された有害鳥獣被害防止対策協議会などを通じて、活動に要する経費の支援が行われているほか、本市44集落で実施している中山間地域等直接支払事業や、11組織で実施している多面的機能支払事業の中でも、一部鳥獣害対策に活用できる交付金もございます。  次に、獣害駆除に猟友会の活動は欠かせないと思うが、活動に対して、市は補助を行っているかとの御質問にお答えします。  まず、緊急捕獲対策事業補助金として、イノシシ、鹿の成獣を捕獲した場合は、1頭当たり1万円を、幼獣は5,000円、アナグマ捕獲は、1頭当たり3,000円を補助しています。  また、鳥獣被害対策実施隊員報酬として、捕獲のための緊急出動を行った場合、1人1日当たり5,000円を支給しています。  さらに、担い手確保のために、わなや銃の免許を取得し、猟友会に加入した場合、狩猟免許取得費の一部を補助したり、駆除活動費として、団体で捕獲する一斉捕獲活動費や、ハンター保険料、狩猟登録免許税などの一部を補助しています。 ○議長(牧下恭之君) 木戸理江議員。 ○木戸理江君 鹿については、今回、造林被害についての数字をお示しいただきましたが、私の周りでは、農作物被害をよく聞くようになりました。最近では、民家や田畑の周辺や道路脇で、多くの鹿を見かけるようになり、その個体数も爆発的に増加しているのが見て取れます。田植えを終えたばかりの苗を食べられたり、白菜やほうれん草など、植えたばかりの苗を、その都度食べられた農家さんもあります。木の皮をぐるりと一周食べられてしまうと、その木は立ち枯れを起こしてしまいます。  お茶の新芽を食べられる被害も続出しています。お茶の幼木は、鹿の尿で枯れてしまいますし、角研ぎの跡がある木は芽が出ていません。御存じのように、茶畑はきれいな列で植えられていますが、鹿はその間を跳ね回り、体についたダニをこすりつけながら畑を荒らします。口に運ぶお茶にダニがついてしまうことを一番おそれ、防ぎたいと悩んでいるのが生産者です。ネットを張って防御していても、一度飛び越えたネットが、鹿の角や足によって少しでも緩むと、そこが通り道になってしまいます。支柱ごと倒れて破れたネットを張り直すのも余計な作業です。このような農家の悲鳴が日増しに増えています。  鳥獣被害対策は、本市でも必須の課題と思いますが、鹿の次は、猿だという噂も出ており、そうなると、空中への防御の展開も必要になってきます。下草を食べ尽くし、土壌がむき出しになったり、皮を食べられ、生命力が落ちた木々が、手入れをされず、いわゆる放置山林は保水力が低下し、大雨などによる被害の懸念もあります。大きな被害や災害に見舞われる前に、まずは喫緊の対策が必要だと思います。  現時点での鹿による農作物被害の実態は、どこまで把握できていますか。お尋ねします。  また、市の補助金や交付金があるとのことですが、市の面積のうち8割は山林。その中で暮らし、なりわいを得ている市民に対し、補助が十分であるか改めて考えます。  知り合いの茶畑は3.5ヘクタールの面積で、その周囲にネットを張ると、最短でも約1キロの距離があります。その費用は約40万円を超えるそうです。そして、ネットは紫外線で劣化しますし、鹿が引っかかったり、押し倒したりして、またその補修に費用がかかり、周辺の見回りにも多数の工数を要しています。鹿の被害を防ぐ手だてとしての設置費用は絶対的に足りていません。補助率を上げる方策はないでしょうか。お尋ねします。  合わせて、防御だけでなく攻撃も必要です。捕獲の補助率は分かりました。捕獲をするためには、駆け回っているイノシシや鹿を犬が追って、猟銃で打つのもありますが、確実に仕留められるのは、わなをかけて動きを抑えてからの捕獲です。そのためには、わなを仕掛ける手間と、その費用が発生します。市販のわなで約5,000円。手作りでも2,000円ほどかかります。これを数個仕掛けるのに、その分の時間もかかります。  さらに、担い手確保のために補助が幾つかありますが、ある人が、猟銃を保有するハンターになるまでに約25万円かかりました。それまでに、いろいろな経験や周りとの関係性を築いてこの費用で、銃などは中古品です。もし、装備品を新品でそろえたら、ハンターになるだけで、概算で約43万円かかります。もちろん、猟に出るたびに費用もかかりますし、猟犬も育てなければなりません。  猟友会でも人手は欲しいですし、害獣に対して駆除できる人の数が不足しています。わなを増やしたり、ハンターを育成したり、手厚い補助が必要であり、具体的に、猟友会やハンターに対しての補助の拡大も必要と考えますが、いかがでしょうか。  以上、3点お尋ねします。 ○議長(牧下恭之君) 本田産業建設部長。 ○産業建設部長(本田聖治君) 木戸議員の2回目の御質問にお答えします。3点あったかと思います。  まず1点目です。鹿による造林被害、農作物被害が増加している。現時点での鹿による農作物被害の実態は、どこまで把握できているのかとの御質問だったかと思います。  鹿による農作物被害につきましては、熊本県農業共済組合に届出があったものについては把握しておりますが、そのほかの被害については、近年、九州各地で広域的に鹿の被害が急増しており、被害の実態を的確に把握できていないのが現状です。  鳥獣被害の実態把握については、熊本県、JAあしきた、水俣市、津奈木町、芦北町で組織する、芦北地方農業振興協議会の中でも問題視されており、被害防止対策を含めて、これから検討を進めていくこととしており、本市としても協議会と連携しながら対応をしていきたいと考えております。  それから2点目です。鹿等の被害を防ぐ手だてとして、鹿ネット設置費用は絶対的に足りていない。補助率を上げる方策は考えていないのかとの御質問だったかと思います。  本市の獣害対策事業補助金では、電柵の補助だけでなく、ワイヤーメッシュや鹿ネットによる資材費にも補助を行っています。鹿用は、2分の1補助で上限5万円。イノシシ用は、2分の1補助で上限3万円となっています。  また、市の補助金を使用して、JAあしきたで資材を購入された組合員の方は、JAあしきたからも追加の補助金が出ているとお聞きしております。このような支援策を行っており、現在のところ、補助率を上げることは考えておりませんが、ほかの自治体等の事例を調査していきたいというふうに考えております。  それから3点目です。具体的に、猟友会やハンターに対して補助の拡大も必要と考えているが、いかがかとの御質問だったかと思います。  補助の内容につきましては、先ほど答弁させていただいたとおりですが、今後の補助金のあり方につきましては、まずは、猟友会等の御意見を丁寧に伺った上で、その必要性を見極めていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(牧下恭之君) 木戸理江議員。 ○木戸理江君 害獣対策をしながら農業を続けていくことのバランスが崩れていくのではないかと心配しています。この状態が続くと、農業離れも懸念され、農家の負担が少しでも軽くなるような方策を求めます。  以前紹介されました、高校生が作った箱わなの設置など、害獣を捕獲することを増やせるような補助率アップと対策の強化を望みます。  実際に、私も猟に同行して、猟友会の活動を見ていますが、人が立ち入らないようなやぶや、荒れた山林を、重たい銃を抱えて走り回ることは、かなり体力を消耗します。土地を知り尽くした腕利きのハンターでも、高齢化の波は必ずやってきます。山に入ること自体が大変な苦労を強いることにもなり得ます。担い手確保のために、本市でも一部補助が行われておりますが、現在活動できているハンターの活動が難しくなる心配について、本市では、この現状をどう捉えていますか。  また、本市の職員の中にも狩猟免許を持っている人がいると聞きましたが、積極的に活動ができるように図られていますか。実際に、今、活動しているハンターと、その周りの組織、そして、目の前で害獣と闘っている農家さんへの直接的な支援が急がれるときだと思います。  併せて、捕ったものの始末についてもお尋ねします。
     捕獲の個体数が多くなれば、その始末の仕方も課題となります。本市には処理施設がありませんが、他市の成功事例をもとに、IoTを活用した対策や、ジビエ産業の取り組みなどを検討できないでしょうか。処理のガイドラインに沿って、愛林館や葛彩館の加工施設を活用したり、隣接する閉鎖したお店で販売をしたり、レストランでジビエ料理の提供をすることができないだろうかと考えます。  さらには、光回線の整備により、加工品のネット販売にも活路を見出せるのではないかと考えます。成功事例が少ないことも事実ですが、だからこそ、今あるフィールドを活用して、本市が肝いりで新たなビジネスに乗せていくことを検討する価値もあるのではないかと考えますが、いかがでしょうか。  以上、3点お尋ねします。 ○議長(牧下恭之君) 本田産業建設部長。 ○産業建設部長(本田聖治君) 木戸議員の3回目の御質問にお答えします。3点であったかと思います。  まず1点目です。猟友会の活動も見えているが、ハンターの高齢化で活動が難しくなる心配もあるが、本市では、この現状をどう捉えているかとの御質問だったかと思います。  本市の猟友会は62名おられますが、80歳以上が7名、79から70歳が25名、69から65歳が13名と、高齢者が45名であり、今後、若い人たちの狩猟免許取得が見込まれないと、将来的には、有害鳥獣駆除ができる猟友会の会員の数が大きく減少することが予想されます。  狩猟免許の取得ができる18歳以上、特に、有害鳥獣駆除対策を学んでいる水俣高校生や、本市の職員2名が、地域貢献のため、進んで狩猟免許を取得しています。これを機会に、被害を受けている農業者、林業者及び行政が情報交換を行い、農業者、林業者が狩猟免許を取得できるよう支援していきたいと考えております。  2点目ですが、職員の中にも狩猟免許を持っている人がいると聞くが、本市では、積極的に活動ができるように図られているかとの御質問でございました。  本市におきましては、水俣市組織規則の中で、有害鳥獣駆除対策に係る業務は農林水産課が担当し、先ほどお答えしましたとおり、2名の職員が狩猟免許を取得しております。市民から、イノシシや鹿などが市街地に出没しているので対応してほしいとの通報があった場合は、速やかに、担当職員が現場に出向き、水俣市鳥獣被害対策実施隊として任命している猟友会や警察と連携しながら、捕獲活動を行える体制は整えているところです。  それから3点目です。他市の成功事例を基に、IoTを活用した対策や、ジビエ産業の取り組みなどを検討できないかとの御質問だったかと思います。  IoTを活用した鳥獣害対策につきましては、様々なメーカーで開発が行われ、また、各地で実証試験や導入が進められています。本市では、今年度に、熊本県の助成を受けて、水俣市有害鳥獣被害防止対策協議会が、鹿による森林被害地域対策事業により、ICTカメラやドローンを活用した効率的な捕獲技術の取得等の取り組みを実施する計画であります。  また、ジビエ産業の取り組みにつきましては、担当課である農林水産課において、今年2月、八代市で、牛肉や豚肉のほか、ジビエ肉の加工販売を行っている企業の視察を行いました。そこで伺ったところ、1日に50頭未満のイノシシや鹿の処理であれば、収支が赤字になるとのことで、実際に、本地域で運営していくのは厳しい状況と感じました。  鳥獣害対策は、一時的ではなく永続的に取り組んでいく必要がありますので、採算面や持続可能な仕組みを十分に考慮し、どのようなことに取り組んでいくことが有効であるか見極める必要があると考えております。  以上です。 ○議長(牧下恭之君) 次に、インターネット光回線の整備について答弁を求めます。  髙岡市長。   (市長 髙岡利治君登壇) ○市長(髙岡利治君) 次に、インターネット光回線の整備について、未整備地区の範囲と、今後の整備予定はどのようになっているか、その効果は、具体的にどのようなものがあるかについてお答えします。  まず、インターネット光回線が未整備となっているのは、NTT西日本の葛渡交換局、久木野交換局、湯出交換局の区域です。  そこで、令和2年度の新型コロナウイルス関連の交付金を活用して、未整備地区におけるインターネット光回線の整備を推進しております。令和3年度中には工事が完了し、市内全域で光ブロードバンドサービスの提供が開始される予定となっております。その効果としては、高速インターネットサービスが市内全域で提供可能となり、各家庭で加入契約をすれば、インターネットを通じた各種サービスを誰もが利用できるようになります。そのことにより市民生活の利便性が向上するだけでなく、地域の活性化につながる重要な社会基盤として、さまざまな波及効果をもたらすものと考えております。  例えば、学校教育における効果といたしましては、令和2年度に整備した、小中学校の一人一台タブレット端末の活用推進が上げられます。インターネット光回線が未整備の地区には、湯出小学校、葛渡小学校、久木野小学校、緑東中学校の4つの小中学校がありますが、ここで光回線が利用できるようになると、通信速度が向上し、市内の他の学校との通信環境の格差が是正され、全ての小中学校で、均質なインターネット学習環境が整えられることになります。  また現在、この地区でのタブレット端末の通信にはモバイル回線を利用していて、通信費が割高となっていますが、光回線を利用することで、年間で約100万円以上の通信費を削減することができます。今後、各家庭で光回線への接続が進み、各家庭のネット環境が向上すれば、家庭でパソコンやタブレットを活用して学習を進める環境も整っていくことになります。  また、経済振興の点から想定される効果としましては、高速通信回線があれば、比較的場所の制約を受けずに事業が可能なサテライトオフィスや、IT関連企業、その他、映像、音楽、アニメなどを製作するコンテンツ企業等の山間部への立地が可能となり、企業誘致の可能性が広がるものと考えられます。  観光振興の点からは、今回の整備地区の旅館や飲食店等において、近年、観光客のニーズが高いと言われている観光客向けWi-Fi環境の整備が進むことで、観光客誘致が期待されるとともに、Wi-Fi環境を利用して、観光客自らが、SNS等に水俣の情報を発信することも期待されます。  また、新型コロナウイルス感染症により、ニーズが高まっているワーケーション等を目的とした観光客の誘致にもつながるものと考えています。 ○議長(牧下恭之君) 木戸理江議員。 ○木戸理江君 企業誘致が成功したり、観光客が増加したりで、本市を気に入った人の移住定住につながり、そこから、空き家対策や本市の人口増へも期待ができると思います。通信の環境整備がなされることで、昨年、協定締結をしたAMI株式会社との遠隔医療の実施が、さらに現実味を帯びることになります。山間地での遠隔医療の進歩に期待しておりますが、現在のAMI株式会社との事業の進捗状況はどうなっていますか。  広い範囲で整備が進めば、現在進めている久木野診療所に限らず、個人が持っているスマートフォンで診察や薬の予約が簡単にできたり、それぞれの自宅で遠隔診療等を受けることもできるようになると期待しているのですが、その現状と見通しはどのようになっていますか。  以上、2点お尋ねいたします。 ○議長(牧下恭之君) 坂本病院事業管理者。 ○病院事業管理者(坂本不出夫君) 木戸議員の2回目の御質問にお答えします。  通信環境が整備されれば、遠隔医療の実施がさらに期待できるということで、AMI株式会社との事業の進捗状況はどうか。それから、広い範囲で整備が進めば、個人のスマホで診療や薬の予約ができたり、自宅での遠隔診療が受けられるようになるのではないかとの御質問でした。  AMI株式会社とは、昨年10月に、水俣市、医療センターの3者で協定を締結し、その取り組みとして、昨年度は、医療センターと久木野診療所をオンラインで結び、AMI株式会社が開発した遠隔医療対応のシステムと、熊本メディカルネットワークを活用して、オンライン診療の実証を行いました。  実証に協力いただいた住民の皆さんからは、いつもの診療と変わらなかった。今後もオンライン診療を利用したいといった感想を多くいただきました。  また、今年度は、新たに、総務省の過疎地域持続的発展支援交付金事業の採択を受けたことから、引き続き、久木野診療所でのオンライン診療の実証に加え、医療センターと市内の介護事業所や、在宅で療養する方とを通信機器で結び、医療者や介護事業者等、多職種が連携したオンライン診療モデルの構築を進める予定としております。  なお、久木野診療所においては、今後の光回線整備に併せて、災害時に地域が孤立した場合を想定し、避難所等へのオンラインによる医療提供など、アクセスの仕組みづくりに関しても検証を行う予定です。  この総務省の事業は、令和3年度事業として実施するものでございますが、事業の進捗状況につきましては、介護施設を対象に、8月末に、第1回目の実証を行ったところでございます。  第1回目の実証では、協力いただいた患者さんをはじめ、介護事業所の職員、患者、御家族から、医療センターまでの移動が不要になったこと、いつもの部屋で落ち着いて診療を受けられたことなど、時間的にも体力的にも、患者さんやスタッフの負担が軽減できたという評価をいただいたところです。今後、来年3月までに、月に3カ所から4カ所の実証を行う予定としております。  議員お尋ねのように、通信環境の整備が進むことで、個人のスマホで診察や薬の予約ができたり、自宅での遠隔診療が受けられるなど、水俣市域に留まらず、どのような地域に住んでいても適切に医療にアクセスでき、住み慣れた地域で安心して暮らし続けられる地域づくりにつながるものと考えております。  特に、山間地や離島の患者さんに対しては、緊急性の判断に活用することで、適切な医療へのアクセスと、救命率の向上が図られることが見込まれます。  しかしながら、現状では、薬の処方などさまざまな法的な制約や課題がございます。こういった課題も併せて、実証によって明らかにしながら、オンライン診療の普及を進める国に対しては、今回の実証で得られたメリットと問題点の両方を事業実績として報告し、よりよいオンライン診療の構築、普及につながるよう取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(牧下恭之君) 次に、若者や子どもたちスケートボード環境整備について答弁を求めます。  小林副市長。   (副市長 小林信也君登壇) ○副市長(小林信也君) 次に、若者や子どもたちスケートボード環境整備についてお答えします。  スケートボードの人気上昇に伴い、その人口や遊ぶ場所が増えているが、施設の破損や苦情など、トラブルが起きてないか、また、その対処法は整っているかとの御質問にお答えします。  スケートボードの利用について、市が管理している公園をはじめ、公共施設等において、施設の破損や苦情など、現在のところ、トラブルは確認されておりません。  また、スケートボードの利用により、施設の破損や苦情などが起きないような対処法については、公園や各施設の条例や規則に基づき運用していくものと認識しております。施設によっては、利用の制限や禁止をしたり、利用の仕方によっては使用許可を必要とする場合もありますので、事前に、施設を管理する担当部署へ御相談していただき、適切な場所での利用をお願いいたします。 ○議長(牧下恭之君) 木戸理江議員。 ○木戸理江君 オリンピックでの若者、子どもたちのスケボーでの活躍は、皆さん、記憶に新しいことと思います。彼らに憧れて、オリンピックの選手やプロスケーターを目指す子供たちが増えてくるかもしれませんし、実際、本市でも、小さいうちからスケボーに親しんで、上手になっていっている子供たちをたくさん知っています。  公共施設の破損や苦情などのトラブルは発生していないとのことでしたが、民家のそばでの遊びで、近隣住民からの苦情を耳にしたり、公園や駐車場でのマナーの悪さを目にしたことはあります。それを防ぐためにも、アーバンスポーツ協会によりマナーアップを進めたり、交通法規を教えたりと、社会と共存するスケボーの競技を意識づける取り組みも努力しています。  重大事故につながるようなトラブルは、未然に防がなければなりませんが、そのためにスケボー禁止となってしまうのは避けたいものです。利用の制限や禁止は、彼らにとっても望まないことであり、許可制にしても、その設定基準など課題が多いと思います。スケボー人口の減少や、制限をかけたことによる、くぐり抜けのトラブルなども避けたいものであります。  先日の熊本市議会の中で、同じように施設の整備について質問があり、大西市長から、市民が安心してローラースポーツを楽しみ、技の研さんを積める場所は必要と考えているとの認識を示されたとの新聞報道がありました。本市も前向きに検討いただけるよう望みます。  将来、オリンピック選手を輩出できるかもしれない可能性を信じて、行政をはじめ大人たちは、子どもたちが安全にスケボーを楽しむフィールドを整備してあげることも大切だと思います。  そこで質問です。  例えば、水天荘の駐車場や中尾山、産業団地内の空き地などを有効に活用し、若者や子どもたちが、安全に遊べるようなスケボーパークとして開放できないかお尋ねします。 ○議長(牧下恭之君) 小林副市長。 ○副市長(小林信也君) 木戸議員の2回目の御質問にお答えします。  市有の未利用地などをスケートボードパークとして有効活用できないかとのお尋ねだったかと思います。  既存公園などをスケートボードパークとして開放使用するには、既存公園などの一部を専用施設として整備する。あるいは、期間及び範囲を区切って、専門家監修の下で、既存施設を開放するなどの方策が考えられます。  本市といたしましては、スケートボードに係るニーズを把握した上で、実際の利用者や競技団体とも意見交換などを行いながら、どのような方策を取るべきか判断してまいります。  以上です。 ○議長(牧下恭之君) 次に、いじめ問題について答弁を求めます。  小島教育長。   (教育長 小島泰治君登壇) ○教育長(小島泰治君) 次に、いじめ問題における対応について、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの役割は何かとの御質問にお答えします。  スクールカウンセラーの役割は、主に、学校において、児童生徒や保護者に対して、カウンセリング等を行い、心理面のケアを行うことです。それに対し、スクールソーシャルワーカーは、学校の中だけでなく、家庭訪問をしたり、関係機関につないだりしながら援助を行うとともに、学校の体制づくりや、教職員、保護者への支援や助言等を行い、問題を抱える児童生徒を取り巻く環境を整えていくことが役割です。  いじめ対応におきましては、個々の事案について、スクールカウンセラーとスクールソーシャルワーカー、それぞれの役割を考慮して事案に対応することになります。 ○議長(牧下恭之君) 木戸理江議員。 ○木戸理江君 まず、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの、過去3年間の相談対応数はどれだけあったかお尋ねします。  また、そのうち、いじめ対応は何件ありましたか。  また、これらの対応は、学校の中で行われているのでしょうか。だとしたら、いじめの被害者が、その相談に行くのに、加害者も同じ学校内にいる状態で出向かなくてはなりません。特別な部屋があるとして、もし、そこに、いじめの被害者が入っていくところを見られれば、当事者及び加害者は、被害者がそこに何をしに行ったのか容易に想像がつきます。そして被害者は、それによってさらにいじめが激化しないかと案じ、結果、相談に行くこともはばかられると考えられます。  そのような被害者が、誰にも相談できずにいないかという酌み取りや、想定外の対応についての準備はどこまでできていますか。  併せて、周辺の生徒や、家族への対応も必要だと思いますが、1つの相談案件に対して、ソーシャルワーカーは平均どれだけの工数をかけていますか。  以上、5点お尋ねします。 ○議長(牧下恭之君) 小島教育長。 ○教育長(小島泰治君) 木戸議員の2回目の御質問にお答えします。5点ございました。  まず1点目なんですけども、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの、過去3年間の相談対応数はどれだけあったかと。また、そのうち、いじめ対応は何件あるかとの御質問でした。  スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの相談対応数は、平成30年度が45件、令和元年度が90件、令和2年度が83件でした。そのうち、いじめ対応は、平成30年度はゼロ件、令和元年度が1件、令和2年度が8件となっております。  2点目なんですけども、その対応は、学校内で行っているかという御質問でした。  相談対応につきましては、学校内で行う場合は、場所や時間など、相談者本人が相談しやすいように配慮しながら対応をしております。場合によりましては、家庭訪問をして相談を受けるなど、状況に応じて対応をしております。  3点目と4点目は、まとめてお答えいたしますけども、被害者の思いの酌み取り、それから、加害児童とか、その場に及んだときの想定外の対応は、どう準備できているかというような御質問でした。  被害者の思いの酌み取りとか、いじめを受けていることを言い出せない児童生徒の酌み取りについては、担任をはじめ、全ての教職員が、日々の児童生徒の様子をしっかりと把握をして、変化に気づくよう心がけております。  また、定期的に、心のアンケートや一人一人との教育相談を行い、悩みや心配事の把握に努めるとともに、さらには、家族や友人からの情報にも注意を払っているところでございます。  いじめ、もしくは、いじめと疑わしき情報が入った場合には、各学校で策定をしております、いじめ防止基本方針及びいじめ対応マニュアルに沿って、組織で対応し、状況に応じて、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーと連携して対応をしております。  また、想定外の対応ということで、いじめの対応は、本人だけでなく、周囲の児童生徒、友人や家族等への対応も必要になります。そのため、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーは、被害児童生徒のみではなく、関係するその他の児童生徒、保護者、教職員などへの対応も行っております。  具体的には、カウンセリングによる心のケア、講和等による人間関係の構築及び修復、教職員への研修などにも対応をしていただいているところです。  5点目なんですけども、1つの案件に対しまして、スクールソーシャルワーカーは平均どれだけの工数をかけているかというような御質問でした。  いじめの事案は、個々の事案で状況が違いますので一概には言えませんけども、1回の相談で解消につながるケースもあれば、長いものは、年度を越えて関わっていただくケースもございます。  以上でございます。 ○議長(牧下恭之君) 木戸理江議員。 ○木戸理江君 令和2年度のいじめ対応が8件、少ない数ではないと思います。しかも、これは氷山の一角という可能性もあります。さきの一般質問でも述べましたが、いじめというものは、大人たちにばれないように展開するものが主で、相談案件までに至るものは、その中のごくわずかだという認識があります。  先ほど述べましたように、学校内で相談をするというのは、被害者にとってリスクが高いものです。それにより発見につながらない案件もあると思います。受け身のケアではなく、攻めのいじめ根絶に努力していただきたいと思います。  定期的な心のアンケートや一人一人の教育相談があるということですが、その頻度はどのぐらいですか。また、そのアンケートの内容はどういったものですか。  被害者のケアは最も重要ですが、その前に必ずある加害者に対して、その罪の重さを知らせることも必要だと思います。先生方の立場でおっしゃる、どれも大事な生徒では解決の道を阻みます。いじめには必ず加害者があります。聞き取りや注意を行うことが、逆に、水面下で進行していくいじめの形になることも想像できます。  表面的な反省を信じて、底にある部分を見逃してはいないでしょうか。いま一度、方策を練ることも必要ではないかと思います。確固たる意思と、具体的行動の下に、いじめ根絶を狙わないと、いじめは絶対になくなりません。  何度も言いますが、注意や講話だけでは、いじめの加害者には響きません。どれも大事な生徒を抱える先生方ではやりにくいことを、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーができるのではないかと思いますし、加害生徒への対処法として、他市の成功例を参考に、強い措置のできる立場でいてほしいのですが、その権限はどこまでありますか。  いじめ対策の強化が急がれますが、大阪府寝屋川市のように、教育の場だけでなく、もう一つ外の組織の関与も有効と考えます。いじめ根絶の成功例を、ぜひ参考にし、現実化していただきたいと思い、4点お尋ねして質問を終わります。 ○議長(牧下恭之君) 小島教育長。
    ○教育長(小島泰治君) 木戸議員の3回目の御質問にお答えします。4点ございました。  まず1点目ですけども、定期的な心のアンケートや、一人一人の教育相談の頻度はどれぐらいかという御質問でした。  アンケートは、2学期末に、熊本県全体で、心のアンケートを実施しております。そのほか学校の状況にもよりますけども、基本的に、学期に1回、アンケートと教育相談を行っており、状況に応じまして、随時アンケートや教育相談を行っております。学校によっては、毎月アンケートを行う学校もありますし、担任による教育相談に加えて、養護教諭が教育相談を行っている学校もあります。  2点目ですけども、そのアンケート内容はどういったものかという御質問でした。  熊本県による心のアンケートの設問は、学校は楽しいか、誰かの役に立っていると感じるか、今の学年になっていじめられたことがあるか、今の学年になっていじめを見たり聞いたりしたことがあるか、誰かに話したかなどです。  学校独自のアンケートの内容につきましては、心配事や悩み事を抱えていないかなどを尋ねております。いじめのみならず、勉強に関すること、学校生活や家庭生活、友達や家族に関すること、心や体に関することなど、児童生徒が抱えている心配事や悩み事を引き出せるようにしております。  3点目なんですけども、いじめには、必ず加害者がいて、聞き取りとか注意をすることによって、逆に、水面下で進行することも想定をされる。表面的な反省を信じて、底にある深い部分を見逃してはいないかという御質問でした。  聞き取りや指導によりまして、逆に水面下で進行することも十分想定をされるため、そのことを念頭に置きまして、指導やケアを行うようにしております。  学校におきましては、組織で情報を共有し、先ほどのアンケートなども活用して、日々の児童生徒の様子をしっかりと把握し、ささいな変化に気づくよう心がけるとともに、保護者とも連携し見守りや指導につなげるようにしております。  なお、文科省のいじめの防止のための基本的な方針で、いじめが解消している状態について、いじめ行為がやんでいる状態が3カ月以上継続していることと、被害者が心身の苦痛を感じていないことの2つの条件を満たしていることが示されております。  心身の苦痛を感じていないかについては、被害者本人や保護者への面談等で確認し、いじめが解消している状態に至った後も、日常的に注意深く観察する必要があるとされており、これらを踏まえて、各学校においては、再発の可能性にも注意しながら丁寧に対応をしております。  最後4点目です。4点目ですけども、先生方には、やりにくいことをスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーができるのではないか。権限はどこまであるのかというような御質問でした。  スクールカウンセラーや、スクールソーシャルワーカーは、それぞれの業務内容に違いはありますけども、教職員では対応が難しい部分について、専門的な立場から関わっております。  例えば、被害児童生徒のみならず、関係するその他の児童生徒、保護者に対し、心のケア、人間関係の構築修復を行うほか、学校に対しては、ケース会議等の、校内会議でのコーディネート、方針や体制づくりに関する提案や助言、教職員向けの研修等を行うこともできます。  以上でございます。 ○議長(牧下恭之君) 以上で木戸理江議員の質問は終わりました。  これで本日の一般質問の日程を終わり、今期定例会の一般質問を終結します。  この際、15分間休憩します。                                   午前10時49分 休憩                                   ─────────                                   午前11時4分 開議 ○議長(牧下恭之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  これから提出議案の質疑に入ります。  日程第2 議第73号 専決処分の報告及び承認について  専第8号 令和3年度水俣市一般会計補正予算(第7号) ○議長(牧下恭之君) 日程第2、議第73号専決処分の報告及び承認についてを議題とします。  本件について質疑はありませんか。   (「なし」と言う者あり) ○議長(牧下恭之君) 質疑なしと認めます。         ────────────────────────── ◎日程第3 議第74号 水俣市ふれあいセンターの設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について ○議長(牧下恭之君) 日程第3、議第74号水俣市ふれあいセンターの設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。  本件について質疑はありませんか。   (「なし」と言う者あり) ○議長(牧下恭之君) 質疑なしと認めます。         ────────────────────────── ◎日程第4 議第75号 水俣市子ども・子育て会議条例の一部を改正する条例の制定について ○議長(牧下恭之君) 日程第4、議第75号水俣市子ども・子育て会議条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。  本件について質疑はありませんか。   (「なし」と言う者あり) ○議長(牧下恭之君) 質疑なしと認めます。         ────────────────────────── ◎日程第5 議第76号 令和3年度水俣市一般会計補正予算(第8号) ○議長(牧下恭之君) 日程第5、議第76号令和3年度水俣市一般会計補正予算第8号を議題とします。  本件について質疑はありませんか。   (「なし」と言う者あり) ○議長(牧下恭之君) 質疑なしと認めます。         ────────────────────────── ◎日程第6 議第77号 令和3年度水俣市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号) ○議長(牧下恭之君) 日程第6、議第77号令和3年度水俣市国民健康保険事業特別会計補正予算第2号を議題とします。  本件について質疑はありませんか。   (「なし」と言う者あり) ○議長(牧下恭之君) 質疑なしと認めます。         ────────────────────────── ◎日程第7 議第78号 令和3年度水俣市介護保険特別会計補正予算(第2号) ○議長(牧下恭之君) 日程第7、議第78号令和3年度水俣市介護保険特別会計補正予算第2号を議題とします。  本件について質疑はありませんか。   (「なし」と言う者あり) ○議長(牧下恭之君) 質疑なしと認めます。         ────────────────────────── ◎日程第8 議第79号 令和3年度水俣市病院事業会計補正予算(第1号) ○議長(牧下恭之君) 日程第8、議第79号令和3年度水俣市病院事業会計補正予算第1号を議題とします。  本件について質疑はありませんか。   (「なし」と言う者あり) ○議長(牧下恭之君) 質疑なしと認めます。         ────────────────────────── ◎日程第9 議第80号 水俣市過疎地域持続的発展計画の策定について ○議長(牧下恭之君) 日程第9、議第80号水俣市過疎地域持続的発展計画の策定についてを議題とします。  本件について質疑はありませんか。   (「なし」と言う者あり) ○議長(牧下恭之君) 質疑なしと認めます。         ────────────────────────── ◎日程第10 議第81号 工事請負契約の締結について ○議長(牧下恭之君) 日程第10、議第81号工事請負契約の締結についてを議題とします。  本件について質疑はありませんか。   (「なし」と言う者あり) ○議長(牧下恭之君) 質疑なしと認めます。         ────────────────────────── ◎日程第11 議第82号 令和2年度水俣市水道事業会計決算認定及び剰余金処分について ○議長(牧下恭之君) 日程第11、議第82号令和2年度水俣市水道事業会計決算認定及び剰余金処分についてを議題とします。  本件について質疑はありませんか。   (「なし」と言う者あり)
    ○議長(牧下恭之君) 質疑なしと認めます。         ────────────────────────── ◎日程第12 議第83号 令和2年度水俣市公共下水道事業会計決算認定について ○議長(牧下恭之君) 日程第12、議第83号令和2年度水俣市公共下水道事業会計決算認定についてを議題とします。  本件について質疑はありませんか。   (「なし」と言う者あり) ○議長(牧下恭之君) 質疑なしと認めます。         ────────────────────────── ◎日程第13 議第84号 令和2年度水俣市病院事業会計決算認定及び剰余金処分について ○議長(牧下恭之君) 日程第13、議第84号令和2年度水俣市病院事業会計決算認定及び剰余金処分についてを議題とします。  本件について質疑はありませんか。   (「なし」と言う者あり) ○議長(牧下恭之君) 質疑なしと認めます。         ────────────────────────── ◎日程第14 議第86号 令和2年度水俣市一般会計決算認定について  日程第15 議第87号 令和2年度水俣市国民健康保険事業特別会計決算認定について  日程第16 議第88号 令和2年度水俣市後期高齢者医療特別会計決算認定について  日程第17 議第89号 令和2年度水俣市介護保険特別会計決算認定について ○議長(牧下恭之君) 日程第14、議第86号令和2年度水俣市一般会計決算認定についてから、日程第17、議第89号令和2年度水俣市介護保険特別会計決算認定についてまで、4件を一括して議題とします。         ────────────────────────── ○議長(牧下恭之君) 提案理由の説明を求めます。  髙岡市長。   (市長 髙岡利治君登壇) ○市長(髙岡利治君) 本定例市議会に追加提案いたしました議案につきまして、順次、提案理由を御説明申し上げます。  令和2年度一般会計及び特別会計決算認定について、順次、御説明申し上げます。  なお、説明中の金額につきましては、万円単位で申し上げます。  まず、議第86号令和2年度水俣市一般会計決算認定について申し上げます。  本会計の決算額は、歳入合計209億6,045万円、歳出合計204億8,753万円、歳入歳出差し引き4億7,292万円から翌年度へ繰り越すべき事業の財源1億5,794万円を差し引き、さらに地方自治法第233条の2の規定に基づき、財政調整基金に1億6,000万円を積み立てた残額1億5,498万円を翌年度に繰り越します。  また、予算額に対する執行割合は、歳入89.1%、歳出87.1%となっております。  次に、議第87号令和2年度水俣市国民健康保険事業特別会計決算認定について申し上げます。  本会計は、歳入合計48億7,086万円、歳出合計36億8,913万円、歳入歳出差し引き11億8,173万円は全額翌年度に繰り越します。  また、予算額に対する執行割合は、歳入128.5%、歳出97.3%となっております。  次に、議第88号令和2年度水俣市後期高齢者医療特別会計決算認定について申し上げます。  本会計は、歳入合計4億2,981万円、歳出合計4億2,856万円、歳入歳出差し引き125万円は全額翌年度に繰り越します。  また、予算額に対する執行割合は、歳入95.9%、歳出95.7%となっております。  次に、議第89号令和2年度水俣市介護保険特別会計決算認定について申し上げます。  本会計は、歳入合計39億9,995万円、歳出合計37億1,556万円、歳入歳出差し引き2億8,439万円は全額翌年度に繰り越します。  また、予算額に対する執行割合は、歳入104.3%、歳出96.9%となっております。  なお、議第86号から議第89号までの令和2年度の各会計決算につきましては、監査委員の審査意見書、歳入歳出決算事項別明細書、実質収支に関する調書、財産に関する調書及び主要な施策の成果に関する説明書を併せて提出いたしております。  以上、本定例市議会に追加提案いたしました議第86号から議第89号までについて、順次提案理由を御説明申し上げましたが、慎重審議を賜り、速やかに御認定くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(牧下恭之君) 提案理由の説明は終わりました。  この際、提出議案調査のためしばらく休憩します。                                   午前11時11分 休憩                                   ─────────                                   午前11時11分 開議 ○議長(牧下恭之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  これから、先ほど市長から提案理由の説明がありました議案の質疑に入ります。  議第86号令和2年度水俣市一般会計決算認定についてから、議第89号令和2年度水俣市介護保険特別会計決算認定についてまで、本4件について質疑はありませんか。   (「なし」と言う者あり) ○議長(牧下恭之君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。  ただいま質疑を終わりました議案のうち、議第86号を除くほかの議案は、議席に配付の議事日程記載のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託します。         ────────────────────────── ◎日程第18 特別委員会の設置について ○議長(牧下恭之君) 日程第18、特別委員会の設置についてを議題とします。         ──────────────────────────                特別委員会の設置について 1 名  称  一般会計決算特別委員会 2 構成人員  7人 3 審査事項  令和2年度水俣市一般会計決算認定について 4 審査権限  3に掲げる審査を行うため、地方自治法第98条第1項の権限を委任する。 5 審査期間  12月定例会まで         ────────────────────────── ○議長(牧下恭之君) お諮りします。  議第86号、令和2年度水俣市一般会計決算認定につきましては、委員7人をもって構成する一般会計決算特別委員会を議席に配付のとおり設置し、これに付託の上、閉会中の継続審査とすることにしたいと思います。  これに御異議ありませんか。   (「異議なし」と言う者あり) ○議長(牧下恭之君) 異議なしと認めます。  したがって、一般会計決算特別委員会の設置については、そのように決定します。  お諮りします。  ただいま設置されました一般会計決算特別委員会の委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、平岡朱議員、桑原一知議員、杉迫一樹議員、藤本壽子議員、岩阪雅文議員、谷口明弘議員、松本和幸議員、以上7人を指名したいと思います。  これに御異議ありませんか。   (「異議なし」と言う者あり) ○議長(牧下恭之君) 異議なしと認めます。  したがって、ただいま指名しました7人の議員を一般会計決算特別委員に選任することに決定しました。  一般会計決算特別委員会におかれては、直ちに委員会を開催の上、正副委員長を互選し、議長まで御報告願います。  委員会審査のためしばらく休憩します。                                   午前11時13分 休憩                                   ─────────                                   午前11時24分 開議 ○議長(牧下恭之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般会計決算特別委員会の正副委員長の互選の結果を御報告します。   委員長  岩阪雅文議員   副委員長 桑原一知議員  以上のとおりであります。         ────────────────────────── ○議長(牧下恭之君) 以上で本日の日程は全部終了しました。  次の本会議は、16日午前10時から開き、議案の採決を行います。  討論の通告は、15日正午までに御通告願います。  本日はこれで散会します。                                   午前11時24分 散会...